証券アナリスト(CMA)2次試験 合格のコツと対策

証券アナリスト

証券アナリスト1次試験に合格しても通らなければならない登竜門が、この2次試験です。ここでは2次試験をスムーズに合格するための勉強法を振り返っていきます。

証券アナリストを目指す人が読むべき参考書についてはこちらから。

証券アナリストを目指す人が読むべき参考書
証券アナリストを目指す人にとって、自らマーケットやファイナンスを学ぶことが不可欠です。ここでは証券アナリストを目指すすべての人が読むべき書籍を紹介していきましょう。

証券アナリスト2次試験の概要

・試験日:6月の日曜日(目安1週目)
     午前午後共に210分間
・合格率:40%から50%
・合格点:未公表
     合格点以上でも、職業倫理で基準点に達しない場合は不合格

※2次の出題形式は記述式(一部は選択式も出題)

合格点は公表されていませんが、2次試験の得点(全420点)の中で、「50%超の得点であれば合格」と考えられています。記述式で5割は難しく感じるかも知れませんが、実は出題範囲と配点を熟知すれば、合格はさほど難しくありません。

出題範囲と配点

  • 職業倫理:60点
  • 証券分析:210点
  • 企業分析:90点
  • 市場と経済:60点

年によって変動はありますが、職業倫理で60点の配点となります。

1次の出題範囲でないため対策が手薄くなりがちですが、楽に試験に合格したい方はここで9割以上の正解を目指してください。

仮に職業倫理の配点が60点で54点取れた場合、全体で50%(210点/420点)とれば合格とすれば、他で約44%(156点/360点)取れば充分です。そもそも職業倫理の得点が低い場合、他がどれほど高得点でも足切り(不合格)となりますので対策は絶対に怠らないようにしてください。

ちなみに、便宜上は出題分野ごとに分類していますが、2次試験は午前と午後で分かれているのみで問題がどの分野に当たるかを解きながら考えることになります。職業倫理だけは毎回「午前の最初の問題」として出題されています。

ここからは出題範囲別の勉強方法です。

職業倫理の対策

過去5年分の過去問と回答を暗記してください。それだけで証券アナリストに必要な倫理観・知識が身につくとともに、ほぼ全ての出題パターンを網羅できます。繰り返しますが、ここで得点率90%を目指すことが合格への近道です。

証券分析の対策

証券分析の中でもいくつかの分野に分けられますが、苦手分野を作らずできるだけ満遍なく得点することが高得点への近道です。デリバティブは実務では重要ですが、1次試験でも諦めた等、勉強に時間がかかるようであれば試験では捨ててもよいかもしれません。以下は分野ごとの配点目安です。

  • アセットアロケーション:60点
  • 株式ポートフォリオ戦略:30点
  • 債券ポートフォリオ戦略:30点
  • パフォーマンス評価(統計含む):30点
  • デリバティブ:30点
  • 行動ファイナンスまたは信用リスクモデル:30点

これらが企業分析や経済と絡めて出題されることもあります。また近年は行動ファイナンスと信用リスクモデルが隔年で出題されます。

勉強方法としては1次試験の範囲について理解を深めることが効果的です。2次試験ではアナリストやファンドマネジャーの視点が求められますが、問われる内容は基本事項+α程度のレベルですので、用語や計算式の理解を深めることで回答を導出しやすくなります。

企業分析の対策

企業分析は大きく分けて株式価値評価(コーポレートファイナンス)、財務諸表分析が大問2問ずつで、4問程度出題されます。デュポン・システム等、公式を覚えれば計算するのみですので、安定した得点源として70%以上正答を目指して取り組むべきです。

市場と経済の対策

時事的な問題が多く、安定した得点源になりにくい範囲です。時事ネタとしては中央銀行や財政関連の施策に関わるものが多く、特に日銀の金利政策への理解が求められている印象です。時事問題への対策に時間を割くよりも、マクロ経済(IS-LMモデル等)の基本的な問題で部分点を狙うのが賢明と思われます。

最後に私の所感ですが、私は2次試験対策に約40時間を費やしました。以下の各科目のまとめテキストを流し読み後、過去問題3年分(職業倫理のみ5年分)の解説を確認していました。

結果として一回目の受験で合格できましたが、より効率化できたと思っています。少しでも皆さんの学習の参考になれば幸いです。

証券アナリスト資格については以下の記事もご参照ください。

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