【無料版あり】適切な英語表現を目指すならGrammarly|メールにビジネス文書、論文も

より適切な表現のためにGrammarly英語
英語

英語でメールやレポート、エッセイを書くとき、私はいつもタイプミスや文法ミスを恐れていました。英語の非ネイティブである私たちにとって、英作文は日本語で書く文章の数倍以上の時間がかかり、何度読み返しても進展がないまま時間が過ぎていきます。Grammarlyというサービスは単純なスペルミス・文法ミスを発見するだけでなく、より適切な表現を提案してくれます。今回はそんなGrammarlyのメリット・デメリット、評判など素晴らしさを紹介していきましょう。

Grammarlyとは?

Grammarlyとは、英文の添削・修正を行ってくれるサービスです。単語レベルでのスペルミスや文法ミスはもちろん、よりふさわしい表現を提示することができ、普段英語に馴染みのない方や自信のない方にとってはうってつけのサービスです。まずはそのサービスの概要を紹介していきましょう。

文法校正

Grammarlyと言う名前の通り、文法を意味する「Grammar(グラマー)」という単語に「ly」をつけて副詞的な単語となっています。あなたの英語をより「適切な文法に」という意味が込められていると思われます。

基本的な文法はもちろん上級者にも難しい高レベルな文章まで、文法の間違いを検出してくれます。間違いを指摘するだけでなく、どのように間違いを正すべきかという修正の提案とガイドラインを示してくれます。

スペルチェック

文法に加え、スペルチェック機能も完備しています。どんなに英語に習熟した方でも、スペルミスはしてしまうもの。ビジネス文書であればなおさらスペルミスには気をつけたいものですよね。

どんなに人が確認しても、単純なミスはなくならないもの。そんな細かいチェックは最初からツールにお任せして、より有意義なことに時間を費やしましょう

引用チェック

どんない文法やスペルが正しくても、不適切な引用や盗作と疑われてはせっかく築いてきた信用も地に墜ちてしまいます。Grammarlyは文章をウェブ上にある膨大な量の文章と比較し、ライティングが適切に行われているかをチェックすることができます。

ライティングスタイル

文章に読みやすのスコア(Readbility Score)をつけ、一文の長さや受動態・能動態の使い方といったアドバイスを提示してくれ、自分で文章をブラッシュアップすることができます。

普通にライティングを重ねても、文章センスは身につかないもの。自分では気づかなくても他者が読めば違和感があるかもしれませんが、いつも指摘してくれるとは限りません。自分のスキルアップのためにとても役に立つ機能です。

Grammarlyが役に立つ人

Grammarlyが英語のネイティブにも役に立つというと驚かれますが、もちろん非ネイティブをはじめ、英語の文章を書く全ての人に役に立つでしょう。例えば、次のようなシチュエーションで使うことが考えられます。

  • ライティングを上達させたい英語学習者
  • メールやプレゼンを作る機会のあるビジネスパーソン
  • レポートや文章を書く機会のある学生

このページを読んでいる方は、CFAやUSCPAといった資格取得を目指している方もいるでしょう。特にCFA level3やUSCPA BECなどはエッセイ(英作文)が必須ですから、ライティングスキルの向上は合格のためには必須事項です。

多くの英文を日常的にチェックする機会がある人には有料版もおすすめです。

有料版の利用に迷っている方は1ヶ月単位でサブスクリプションすることもできます。まずは無料版に登録し、必要かどうか確かめてみるというのもありでしょう。特に学生には盗作チェック機能が重宝するのではないでしょうか。

無料版と有料版の違い

無料版(Free)

Grammarlyは英語学習者だけではなく、文法の苦手なネイティブがレジュメや学校のレポート、仕事のメールの校正にも利用しています。日本と異なり、英語圏では教育レベルも様々なですから、スピーキングならまだしもライティングをこのようなツールに頼ることも多々あるのです。

無料版では、基本的な文法ミス150種とスペリングチェックのみですが、英語学習が目的であるTOEFLやIELTS等のライティング、簡単な英文メールのチェックには十分に活躍してくれることは間違いありません。

有料版(Premium)

本格的にビジネスやレポート、エッセイやレジュメの作成にも利用する場合、有料版の方がきめ細かなチェックができ安心です。

If節にうっかりwillを使ってしまっても、willを消すように指導してくれます。あるいは「A, B and C」というやりがちな間違いも「A, B, and C」と、andの前にカンマが必要なのですが、そういった細かい指摘もしてくれます。

他のサービスとの比較

有料版は以下のような料金体系となっています。

  • 月額$29.95
  • 4ヶ月契約で$59.95(月額$19.98)
  • 1年契約で$139.95(月額$11.66)

これが高いか安いか判断しかねる方も多いでしょうから、他の類似サービスとも比較してみましょう。

サービス無料版有料版価格特徴
Grammarly⚪︎$29.95/月、$139.95/年ツール添削、チェックは高精度
Ginger⚪︎$29.96/月、$59.98/年ツール添削、精度はGrammarlyに劣る
Language Tools⚪︎¥599.92/月、¥7,199/年ツール添削、方言(オーストラリア・南アフリカ)に対応
1Checker⚪︎-ツール添削、無料だけど悪くない精度
Scribens⚪︎-ツール添削、OfficeやGoogle Docsにも対応
ludwig⚪︎-ツール検索、信頼できる文献との比較による検証
Lang-8⚪︎$29.96/月、$63.00/年ネイティブが添削
Fruitful English-¥66,000/120チケットネイティブおよび日本人講師が添削

GrammarlyではAIを利用して高精度な校正が実現されているとともに、まるでネイティブに添削してもらっているかのような、きめ細かな指導をいつでも受けることができます。月々1,000円少々でこれだけのサービスを受けられる凄さは、使ってみなければ実感できないかもしれませんね。

Grammarlyの使い方

利用までの流れ

まずはGrammarlyのページを開いてみましょう。もちろん英語のページですが、以下の通りに操作すれば恐れることはありません。利用する環境やブラウザによっては少しだけ表示が異なるかもしれません。以下の例ではOSがMac、ブラウザをFirefoxとしたときの表示例です。

Grammarly

「Add to Firefox」をクリック。利用しているブラウザによってボタンが異なります。

  • Chromeを使っている方は「Add to Chrome」
  • Edgeを使っている方は「Add to Edge」
Grammarly

無料で使うためにメールアドレスを登録をします。

Grammarly

無料で使うならば「Continue to your account(無料版)」を選択

Grammarly

下の「New」から入力フォームに英語をコピー&ペーストすれば校正できます。

高度な使い方

GrammarlyはWebページで使うだけでなく、Macのアプリケーション・マイクロソフトOfficeでの使用だけでなく、GrammarlyのアドインをChromeにインストールすることで、タイプする最中も自動でメールをチェックすることができます。

私はMacユーザーなのでMicrosoft社のOffice Wordでプラグインを使う機会は少ないのですが、WindowsユーザーであればWord上でリアルタイム校正が利用可能です。

以前はMicrosoft社のOffice Word/Outlookへの対応はWindows版のみでしたが、現在はMac版にも対応しています。

また、スマートフォンのアプリも用意されていますから、急ぎで出先からメールを送らなければいけない等のいざという状況になっても安心です。

Grammarlyは正しいのか?

校正ソフトを使う上でもっとも気になるのが「正確性」でしょう。Grammarlyでは下線の引かれた文法ミスをクリックすると、その問題の説明が表示されます。利用者がやるべきことは、Grammarlyの提案を確認し、修正するかどうかの判断をすることだけです。

Grammarlyは下記のような間違いや問題に対し、解決策と説明を示してくれます。

  • 前置詞の間違い
  • 受動態の使いすぎ
  • 冗長な表現・文章
  • 同じ言葉の多用
  • 単数複数・人称やアポストロフィ等のミス
  • スペルミス
  • その他の文法間違い

Microsoft Wordにデフォルトで備わっている文法チェック機能は、これほど多岐に渡る指摘はしてくれませんし、誤った指摘に苛立ったことのある方も多いでしょう。

私もGrammarlyのプレミアム会員となって数年経ちますが、これまでGrammarlyは文法等の初歩的なミスを劇的に減らし、ライティングスキル上達のために大いに役に立ちました。Grammarlyはこれからも様々な場面で私を助けてくれることになるでしょう。

可能なら、有料版がおすすめ

無料版は、上級の文法チェック、盗作チェック、ボキャビュラリーの強化機能を除きほとんどの機能を使うことができます。英語を日常的に使わない人が稀に英語のチェックをするのであれば無料版でも問題ないでしょう。英語学習者が日記やエッセイをたまに校正するという用途では問題ないはずです。

Grammarlyの有料版は、これまで紹介してきたように様々な種類の間違いに対して詳細な説明をポップアップで示してくれます。もちろん、無料版より多くのミスを校正する機能を備えており、一度有料版を使うと無料版には戻れなくなるでしょう。

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