英語とは古今東西、どのような時代や場所でも求められるものです。といわけビジネスの場では国際的な公用語として英語は必須のスキルです。英会話を身につける代表的な方法としては英会話学校の利用がありますが、日本にも数が多くどのように選ぶべきか迷ってしまうほどです。ここでは有名な英会話学校を比較し、選び方を紹介していきます。
英語の必要性
現代では様々な場面で英語を使う機会が増えています。ビジネスに国際的な展開が求められていることはもちろん、資格試験でも英語を使うことも多くなってきました。
資格試験と一口に言っても、TOEICのReading/Listeningのようにほとんどインプット系のスキルだけならまだしも、CFAやUSCPAといった高難度資格では英語でのアウトプットも求められます。
現代ではビジネスにおいて英語の必要性は疑いようもありません。
英会話スクールの選び方
カリキュラム
スクールを選ぶ上でまず考慮すべきなのはカリキュラムの内容です。
英会話スクールというとどれも同じだろうという印象をもってしまいますが、実はそれぞれのスクールでカリキュラムに大きな違いがあります。
例えば、社会人向けのビジネス英語に強みがあるベルリッツは、必ずフルセンテンスでの回答を求める、受講生と講師の会話比率を50:50にする、など独自のメソッドを詰め込んだ独自メソッドを実践しています。
一方、ECC外語学院は「聞く・まねる・繰り返す・つくる・使う」という一連の英語習得に必要となるトレーニングを1回のレッスンに取り入れているため、1レッスンあたりの時間を80分と他のスクールよりも長い時間を設定しています。
また、英会話スクールでは、通常「日常英会話コース」「ビジネス英会話コース」「旅行英会話コース」「短期集中コース」など、受講生の目的に応じた様々なコースを用意しています。自分の希望に合うコースが用意されているかをしっかりと確認しましょう。そして、スクール自体には用意されているコースでも、校舎(場所)によっては開講されていないといったケースもありますので、希望しているコースが希望の校舎で受けられるかをしっかりと確認する必要があります。
授業・テキスト
例えば、どの英会話スクールでもビジネス英語に特化した「ビジネス英会話コース」は基本的に用意されていますが、そのレッスン内容はスクールによって様々です。自分が特に強化したいポイントがそのカリキュラムに含まれているか、十分な時間確保されているか、などを入会前に確認するようにしましょう。
また、マンツーマンの場合、受講生の希望に応じてカリキュラムを自由にカスタマイズしてくれるところもあります。マンツーマンレッスンを希望する方は自分専用のカリキュラムを作成してもらうことを強くおすすめします。
英会話スクールによって使用する教材も異なります。オックスフォード出版局が出しているような世界中の語学学校で利用されている教科書を使用するケースもあれば、そのスクール独自の教材を利用してレッスンを行う場合もあります。英会話の教材についても、どの方法がベストということはなく、人によって最適なものは異なっているので、自分に合った教材を使っているスクールを選ぶ必要があります。
そのため、スクールに申し込む前に、パンフレット請求や無料見学・無料レッスンを通して、そのスクールのスタイルを知っておくことが重要なのです。
費用
スクールを選ぶ段階でもっとも気になるのが、間違いなく必要となる費用のことでしょう。ですが、合格した方々からの話を聞くと、「少しばかりの費用の差よりも予備校のサービスの中身で選ぶべきだ」と多くの方が語ります。
英会話スクールはスクールにより1レッスンあたりの時間が異なり、同じスクールでもコース・レベルによって教材費などが変わってくるため、単純な価格の比較が難しいのです。
月謝制なのかポイント制なのかによっても料金体系が異なり、多くの場合はより長期間にわたる月謝やポイントを購入することで割引価格が適用される点も考慮する必要があります。
英会話スクールに一体いくらの費用を払う必要があるのかは受講生個人のプランや支払いスタイルによってもばらばらなので、一番正確な比較方法は、体験レッスン後に各社に見積もりを出してもらうという方法です。
一般的な金額としては、入会金に2万円〜3万円、教材費が1.5万円〜2.5万円、40分のレッスン単価はグループレッスンなら3千円〜5千円、個人レッスンなら5千円〜7千円が目安です。
英会話学校の比較
レアジョブ
レアジョブ英会話はオンライン英会話でシェアNo.1を誇り、「オンライン英会話の代名詞」と言えるほど有名なサービスとなっています。会員数は累計80万人を超えており、フィリピンの東大と呼ばれるフィリピン大学出身者を中心に構成される講師が6,000名、レッスン回数は4,000万回以上と、業界内において圧倒的な実績と規模を誇ります。
2014年には東証マザーズに上場しており、2,300社以上の企業や教育機関が導入するなど、サービスの安定性も群を抜いています。
講師
レアジョブ英会話の最大の強みは、何と言っても講師陣の数と質の高さです。
講師数は業界最多の6,000名を誇り、講師の職歴や趣味、学歴専攻などから自分に合った講師を見つけることが可能です。また、レアジョブ英会話では採用率わずか1%という難関をくぐり抜けた優秀な講師のみが採用されており、講師はフィリピンの最高学府であるフィリピン大学の在校生・卒業生を中心に構成されています。
レベルの高いビジネストピックにもしっかり対応できる講師が多数在籍している点も見逃せません。
コース・費用
レアジョブ英会話のもう一つの強みは、体系的なカリキュラムにより確実に学習効果を実感できる点です。
教材は4,000以上と豊富に揃っており、目的やレベルに応じて最適なものを選べます。教材はレベル1~10までの10段階に分かれており、ビジネス英会話コース限定の「実践ビジネスレベル」という教材もあります。
さらに、ディスカッション教材から発音教材、日常英会話用教材まで一通り揃っており、強化ポイントが明確な方は非常に効率的に学習が進められます。もちろんどの教材を使えば分からない方はカウンセリングを受けることも可能です。
初めてで緊張しがちな無料体験レッスンでも、体験レッスン用の教材が準備されている点もありがたいポイントですね。
DMM英会話
DMM英会話では、フィリピン人講師を中心とするオンライン英会話業界の中では大変珍しく、ネイティブも含めた世界117ヶ国以上の講師の授業を受講できる点が最大の魅力です。
価格も最安1レッスンあたり163円と非常にリーズナブルで、24時間レッスン可能な点も魅力です。
講師
DMM英会話の最大の魅力は、ネイティブ講師も含む117ヶ国6,500人以上の多国籍な講師の授業を受けることができるという点です。
オンライン英会話サービスの多くは通常ほぼ100%がフィリピン人講師ですが、DMM英会話ではアメリカ、イギリス、カナダなどのネイティブはもちろん、アジア、ヨーロッパまで幅広い国籍の講師が在籍しているため、ネイティブ英語から訛り英語まで幅広く触れることができ、真のグローバル英会話力が身につきます。
講師は授業開始前にネイティブスピーカーや英語教育のプロフェッショナル講師からトレーニングを受けているため、低価格とは思えない高品質なレッスンが安定的に提供されています。
コース・費用
DMM英会話では、現状の英語レベルやビジネス・日常英会話など目的別に8,100以上の豊富なテキスト教材を全て無料で使用することができます。
英語書籍のベストセラー「瞬間英作文シリーズ」「英語の耳シリーズ」など出版社との提携による教材などもあります。ビジネス英語系の教材も会話形式の一般的な教材からニュース教材、働く女性の英語術など多岐に富んでおり、強化したいスキルを重点的かつ効率的に伸ばすことができます。
Bizmates
Bizmates(ビズメイツ)は、ビジネス英語に特化したグローバル人材を目指す人のためのオンライン英会話です。
BIzmatesではMBA保有者、博士号取得者などビジネス経験が豊富で優秀な講師とレッスンが可能で、ビジネス英語はもちろん、グローバルビジネスで活躍するために必要な実践的なコミュニケーションスキルが身につけられます。ビジネス英語を効率的にマスターしたい方にはもっともおすすめできるサービスです。
講師
Bizmatesの何よりの魅力は、何と言っても圧倒的な講師陣の質の高さです。ビジネス英語に特化したオンライン英会話と謳うだけあり、講師は全員が豊富なビジネス経験を持っており、非常に安心感のあるレッスンを提供してくれます。
MBAホルダーや博士号保持者、外資系企業や海外での就業経験がある講師など、様々な業界・職種に専門性を持ち、実際にグローバルビジネスの現場で英語を使用してきた講師たちから直接教わることができます。
ビジネス英語はもちろんですが、経済や政治、テクノロジーやスタートアップなどに精通した講師なども多く、英語以上のことを学ぶことができます。
コース・費用
ビズメイツは他のオンライン英会話と比較すると少し価格設定は高めとなっており、毎日25分プランで12,000円、毎日50分で18,000円となっています。
しかし、講師陣の優秀さやレッスンに対するプロフェッショナルとしての姿勢、教材・カリキュラムの充実度などを総合的に考慮すれば、この価格でも十分に支払う価値があると言えます。
しっかりとした対価を払い、高品質なレッスンを受けることで、短期間で効率的にビジネス英語力を高めたいという方には間違いなくおすすめできるサービスです。
ライザップイングリッシュ
RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)は、成果にコミットするダイエットで有名なあの「ライザップ」が提供する英語のパーソナルトレーニングサービスです。ライザップならではのストイックな学習システムで受講生の英語力を最短距離で向上させ、最短2カ月で結果を出すことを目指します。
特徴
ライザップイングリッシュでは、最初の無料カウンセリングで受講生の英語レベルを単語・文法・リスニング・処理能力・反応速度などを総合的に診断し、診断結果を基にして「なにを」「どれだけ」「どのように」「いつまでに」やればよいのか、具体的な目標設定と達成に向けたアドバイスを受けることができます。
専任トレーナーが豊富なトレーニングメニューの中から受講生一人一人に合わせた学習プログラムを組み合わせ、最短での目標達成を目指すフルオーダーメイドの学習カリキュラムを作成していきます。毎回のセッションで進捗状況に合わせて課題量・学習方法・学習時間などを専任トレーナーと調整することが可能ですので、無理なく成果を実感しながら学習を進めることができます。
完全個室の集中できる環境で、専属の英語トレーナーによるマンツーマンレッスンを受けられ、徹底してレスポンススピードの向上を極めることになります。
ベルリッツ
ベルリッツはもともと1878年にアメリカで設立された語学教育企業で、ベルリッツ・ジャパンは日本の大手教育会社、ベネッセグループの一員となっています。ベルリッツは日本全国で60校以上を展開しており、英語を学ぶビジネスパーソンを中心に高い支持を得ています。
特徴
ベルリッツでは、母国語を介さず、習得したい言語だけを用いる「ベルリッツ・メソッド®」を用いたレッスンを行っています。言われたことをその言語でそのまま理解し、反応する訓練を積むことで話す力を身につけるメソッドで、130年以上にわたり世界中で使われています。
誤りやカタコトの英語を放置せず、「なんとか伝わる」から「正確に伝わる」を実現するために、単語ではなく正確な文で答える「フルセンテンス」の徹底、訂正と反復練習による瞬発力の強化、英会話を途切れることなく自然に続けるために、質問に答えたら(Answer)、説明を加え(Add)、さらに相手に質問する(Ask)までの流れを徹底させる「A++」メソッド、相手が言っていることが理解できないのにすぐに「Yes」と言ってしまう日本人にありがちな癖を矯正するための「レベルダウンテクニック」など、ベルリッツ独自の英語教育メソッドが徹底されているため、グローバルビジネスの場面でも恥ずかしくない正しい英語が身につきます。
レッスン中は受講生が話す時間と聞く時間を「50:50」にするというルールがあるため、十分に会話量も担保でき、自分の言葉で話す力が鍛えられます。
コース・費用
ビジネス英語を学びたい受講生向けに、初級者から上級者までのレベル別コース、短期集中コース、TOEICテスト対策、複数人で実践的な演習ができるディスカッション形式のBBCS、特定のスキルを強化するコースなど様々なコースを用意しています。
また、ビジネス英語に加えて英会話初心者向けの日常英会話コースや、世界中のベルリッツで学べる海外留学コース、Eラーニングと電話レッスンを「CyberTeachers with Phone」などその他のコースも豊富で、ニーズとレベルに応じて最適な学習プログラムを作ることが可能です。
一番おすすめの英会話スクールは?
英会話スクールを選ぶポイントは最初にご紹介した通りですが、もしスクールをはじめることが不安であれば、やはり「レアジョブ」をすすめたいと思います。無料レッスンがあり、「やっぱり合わないな」と感じたら、すぐにやめることができお金も無駄な手間も発生しません。
英会話を身につけるまでには多くの人にとって少しずつ身につけることになりますから、レッスンの雰囲気を契約前に感じられる方が安心して利用できますね。