証券アナリスト(CMA)1次試験 合格のコツと対策

証券アナリスト

日本の証券アナリスト資格は金融機関のみでなく、学生さんや事業会社の財務担当者の間で評価される資格です。ここでは1次試験の概要や勉強法を振り返っていきます。

なお試験の概要については以下の記事も参考にしてみてください。

証券アナリスト(CMA) 試験の概要
日本の証券アナリスト資格は金融機関のみでなく、学生さんや事業会社の財務担当者の間では名の知れた試験です。ここでは受験するかを迷っている方やこれから受験する方に向け、証券アナリスト試験の概要を紹介していきます。

証券アナリストを目指す人が読むべき参考書についてはこちらから。

証券アナリストを目指す人が読むべき参考書
証券アナリストを目指す人にとって、自らマーケットやファイナンスを学ぶことが不可欠です。ここでは証券アナリストを目指すすべての人が読むべき書籍を紹介していきましょう。

証券アナリスト1次試験の概要

・試験日:4月の日曜日(目安3週目)と9月の日曜日(目安4週目)
     証券分析とポートフォリオ・マネジメント180分間
     財務分析90分間
     経済90分間
・合格率:45%から55%
・合格点:未公表

※1次の出題形式は選択式

合格点や配点は公表されていませんが、1次試験の得点中で、「60%超の得点であれば合格」と考えられています。配点によっては正答率6割だと合格ラインギリギリで不合格もありえます。とはいえ、科目合格がありますので1次通過は難しくありません。

出題範囲と配点

  • 証券分析とポートフォリオ・マネジメント:180点
  • 財務分析:90点
  • 経済:90点

配点は各問1-2点だと考えられています。1次の勉強開始時には何から手をつけるべきかわからないと思いますが、楽に試験に合格したい場合、協会からの通信テキストは必要ありません。必要であるとすれば、新しい分野の追加時(近年ではIFRS等)ですが、協会テキストは辞書としては情報が足りず、読み物としては情報量が多いです。

効率よく試験のポイントを抑えるため、協会テキストではなく市販のまとめテキストを使うことをお勧めします。

ここからは出題範囲別の勉強方法です。

証券分析とポートフォリオ・マネジメントの対策

1次試験の科目の中でもっとも分量が多いのが証券分析です。証券分析の中でもいくつかの分野に分けられますが、苦手分野を作らず、できるだけ満遍なく得点することが高得点への近道です。デリバティブは実務では重要ですが、イメージしにくい等、勉強に時間がかかるようであれば試験では捨ててもよいかもしれません。大問構成と配点目安は以下の通りです。

  • 1.証券の基礎知識:15点
  • 2.ファンダメンタルズ分析:30点
  • 3.株式分析:30点
  • 4.債券分析:35点
  • 5.デリバティブ:30点
  • 6.ポートフォリオ理論:40点

勉強のコツは、理論の理解と計算の習熟を並行して勉強することです。
いくら理論がわかっていても計算できないと試験では得点になりません。

ファンダメンタルズ分析と株式分析は「財務分析」科目とやや範囲が被りますが、素直な問題での出題がほとんどですので(特に前者)、得点源にしていきます。デリバティブはやもすると難解な数式の森に迷い込むことになりますので、プットコールパリティや二項過程を頭に入れる程度で十分です。

勉強する順番としては2→6→3→4→5→1がオススメです。過去問の出題形式や解説を研究し、平易な問題を確実に正解していきます。また計算量が多いため、試験時間内に回答できるよう準備しておきましょう。

財務分析の対策

財務分析は範囲が広い割に合格しやすい科目です。基本的な出題で得点を稼いでいき、確実に合格しましょう。大問構成と配点目安は以下の通りです。

  • 1.財務分析や会計の基礎知識:34点
  • 2.会計処理①:18点
  • 3.会計処理②:12点
  • 4.財務諸表分析:26点

大問2/3は会計上の処理をベースとした出題がされ、年金会計、M&A、日本基準とIFRSの違いなどから出題されます。大問4は財務諸表の分析ですが、平易な問題が多いです。

目標として、大問1が18点、2が13点、3が8点、4が18点で合格点に到達するイメージで良いでしょう。

経済の対策

経済はなんとなくで受かってしまう人がいる一方、苦手な人は何度も試験に落ちてしまう科目の典型です。大問構成と配点目安は以下の通りです。

  • 1.ミクロ経済学:22点
  • 2.マクロ経済学:35点
  • 3.金融経済:15点
  • 4.国際経済:18点

ミクロ経済では企業がどのように利益を最大化するかイメージしましょう。マクロ経済ではAD-AS、IS-LMの曲線がどう変化するか理解が必要です。金融経済は常識で回答できることも多いのですが、初めての出題形式が多い分野でもあります。国際経済は他の分野より解きやすく、得点源にしていきたいところです。

最後に私の所感ですが、私は1次試験対策に計90時間を費やしました。内訳は証券分析50時間、財務分析20時間、経済20時間です。以下の各科目のまとめテキストを流し読み後、ひたすら過去問題の解説を確認していました。

結果として全科目一回目の受験で合格しましたが、より効率化できたと思っています。少しでも皆さんの学習の参考になれば幸いです。

証券アナリスト資格については以下の記事もご参照ください。

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