基本情報技術者(FE) 合格のコツと対策

情報処理技術者

基本情報技術者(FE)とは独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が主催している情報処理技術者試験の区分のひとつです。ここでは基本情報技術者(以下、単にFE)の勉強法を紹介していきます。

基本情報技術者(FE)とは

FEは情報処理技術者試験の区分で唯一レベル2と位置づけられており、ITの技術者として必要な基本的な知識・技術を問う試験となっています。レベル1はITの利用者が対象ですから、FEは技術者の第1歩と言えます。

IT業界では「3年以内にFEに合格できないならば業界への適正がない」と言われるほど、有名かつ必要とされています。

私の周りでも、できると言われていた人たちは1年で受かっていますので、皆さんにも1年以内での試験合格を目指して欲しいと思っています。

試験の概要

・試験日:4月(目安3週目)と10月(目安3週目)
     午前午後共に150分間
・合格点:午前と午後の両方とも得点60%で合格
   (午前合格・午後合格といった、いわゆる科目合格制度はない)
・合格率:約25%

※FEは午前と午後いずれも選択式の出題のみです。

午前の問題は全80問ですべて4択問題です。計算問題が数問出題されますが、加減乗除の簡単な計算で回答できます。午後は13問の大問の中から7問を選択し、7問の中には問1(情報セキュリティ)と問8(データ構造及びアルゴリズム)の2問が必須問題となっています。また問9-13のプログラミング問題から必ず1問選択しなければなりません。午後の回答方法は多肢選択式となっています。

使うべき参考書

このように書くと勉強のとっかかりがつかめず難しく聞こえますが、実は参考書は以下の2冊あれば十分に合格を狙えます。

正直、FEのレベルであれば他の本を使用しても合格可能なのですが、この2冊をおすすめする理由は「選択式問題でも解説が充実している」「セクションごとの解説の直後に本試験の問題が記載されており、問題演習しやすい」という特長があるためです。

ここからは午前・午後別に対策法を紹介していきます。

午前問題の対策

午前は問題数が全80問で、さらに細かく分野が分かれています。まず問題1-50がテクノロジ系の問題となっており、ネットワークやデータベースなど技術に関する基本問題が出題されます。次に問題51-60がマネジメント系の問題となっており、プロジェクトマネジメントやシステム監査に関する出題があります。最後に問題61-80がストラテジ系の問題となっており、マーケティング戦略や著作権等の権利に関して出題されます。

午前問題の勉強のコツは苦手分野を作らず、基本的な事項を繰り返し学習し、理解を深めることです。

まずは各分野をあまり時間をかけず学習し、早く過去問や午後問題の対策に取り組むことです。

午後問題の学習は確実に午前問題の理解に繋がります。また、過去問の中で正答ではない選択肢についても、どのような意味なのか興味を持って調べることが重要です。

午後問題の対策

午後は全13問のうち選択した7問(うち2問は必須)回答します。こう書くと最初から分野を絞って勉強する方がいますが、私はこの方法をあまりお勧めしません。なぜなら本番の試験では大問によって難易度が異なることがよくあるのですが、最初から絞って勉強すると本来はとても簡単な大問でも選ぶことができなくなります。

また、FEで出題される内容は全ての技術者に共通の知識ですから、FE以降の試験やキャリアを考えた時、知らないでは通用しないためです。

上述の「午後試験対策書」は各分野で偏りなく解説されていますが、問8(データ構造及びアルゴリズム)と問9-13(ソフトウェア開発)はコツと過去問分析が必要になります。参考書や過去問をよく研究し、他者へ説明できるレベルまで理解しましょう。

先ほどは分野を決め打ちで勉強しない方が良いと書きましたが、問9-13だけは解く言語を最初に決めて勉強しましょう。特にプログラム未経験の方は問13(表計算ソフト)を選ぶことになります。

2020年より基本情報技術者試験の制度が変更され、問9-13のプログラミング言語が変更されました。具体的にはそれまで出題されていたCOBOL言語が2019年秋季を持って終了となり、代わりにPythonが2020年春季より出題されるようになりました。COBOLといえばメインフレーム言語として1970年代ごろから使用されていましたが、時代とともにオープン化(事実上のJava化)が行われ、古い技術となっていました。一方でPythonはAIやビッグデータの時代の到来とともにシェアが伸びてきている言語です。

出題されるコード自体はさほど長くなく平易に書かれていますので、何回か過去問を解けばコツを掴めるはずです。最悪、問9-13が全滅でも20点失いますが、他の80点から80%得点すれば合格できます。

FEは全ての技術者の基礎となる重要な区分ですので、ぜひ短期間での合格を目指し挑戦してみてください。

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