ビジネス実務法務検定は社会人に必要な法務の知識を問う資格です。世間には様々な契約があり知らないと生活でも損を被る可能性さえあります。ここではビジネス実務法務検定2級の勉強法を振り返っていきます。
ビジネス実務法務検定2級の概要
・試験日:6月末〜7月初の日曜日と12月の日曜日(目安2週目)
午前の120分間
・合格率:35%
・合格点:0%
※ビジネス実務法務検定2級は多肢選択式
ビジネス実務法務検定2級は年2回試験が実施されます。2級の試験は午後に行われますので、午前の3級と同日に併願受験することも可能です。なお1級の受験には2級合格が必要ですので併願はできません。
合格点は70点となっています。出題範囲は以下の8つの分野となっています。
- ビジネス実務法務の法体系
- 企業取引の法務
- 債権の管理と回収
- 企業財産の管理と法律
- 企業活動に関する法規制
- 企業と会社のしくみ
- 企業と従業員の関係
- ビジネスに関連する家族法
範囲は企業やビジネスに関するものから家庭に関わるものまで広範です。3級に比べ、2級はより細かい点が論点として問われますから、勉強すれば得点に結びつきやすいため、試験の難易度としては簡単です。
対策と勉強方法
勉強方法としてはまず基本的なテキストから読んでいきましょう。3級から勉強する方は法律の概念や用語に初めて触れるでしょうから、ひとつひとつ丁寧に時間をかけて理解を深めます。
抽象的な概念に対しては、具体的なシチュエーションで「誰が法律で保護されるべきか」をイメージすると理解が捗るでしょう。勉強を重ねていけば「この場面ではこの権利を持つ人が強く保護されるはず」というように法律の考え方が少しずつ身についていくでしょう。
テキストを読めるようになればかなりの試験問題が解けるはずですから、演習を重ね曖昧な点をつぶしていきましょう。
おすすめしたい参考書は公式テキストと公式問題集です。公式というだけあって、実用的な場面での法律の解説がかなり充実しています。
初学者にありがちな失敗は細かい点の理解に時間を費やしてしまうことです。法律のプロはそれこそ司法試験に通るため相当の学習しているのですが、普段のビジネスや日常生活、もっと言えばビジネス実務法務検定3級ではあくまでも基本的な事項を広く浅く理解することが重要です。
基本的な問われるポイントを演習できっちり抑えていくことが真の理解や知識の定着に繋がります。