一種外務員(証券外務員1種) 合格のコツと対策

証券外務員
証券外務員

外務員(証券外務員)資格は、金融機関等で勤務する立場にある方が 自動車の運転免許と同じように必ず取得しなければならないものです。ここでは一種外務員(証券外務員1種)の勉強法を紹介していきます。

外務員(証券外務員)とは

まず外務員には、「特別会員」と「正会員」があります。おおまかにいうと銀行や保険会社向けの資格が特別会員、証券会社向けの資格が正会員となります。また一般の方が受験するのも正会員となります。試験の内容は同じですから、勉強の際に気にする必要はありません。

また以前は一種の受験条件として二種合格が必要でしたが、現在はいきなり一種から受験することも可能となっています。

この試験は落とすための試験ではありませんので、しっかり対策と学習を行えば誰でも合格可能です。

試験の概要

・試験日:CBT受験、試験会場が予約できればいつでも受験可能
     160分
・合格率:55%-65%程度
・合格点:70%

出題形式は多肢選択式の問題

証券外務員はCBT受験となっており、自分で試験を予約する必要がありますが、予約できる時間であればいつでも受験できます。なお不合格時は30日間経過するまで次の試験を受験できません。

配点は正誤問題(2点)が70問、五択問題(10点)が30問です。満点440点のうち、70%つまり308点得点すれば合格です。なお五択問題の中には10問前後計算問題が出題されます。これは440点のうち100点を占めますから、対策が必須です。

一種外務員では「法令・諸規則」「商品業務」「関連科目」「デリバティブ取引」の4つの分野、計15個の科目から出題されます。試験範囲は以下の15科目となります。

出題範囲

  • 金融商品取引法及び関係法令
  • 金融商品の勧誘・販売に関係する法律
  • 協会定款・諸規則
  • 取引所定款・諸規則
  • 株式業務
  • 債券業務
  • 投資信託及び投資法人に関する業務
  • 付随業務
  • デリバティブ取引
  • 証券市場の基礎知識
  • 株式会社概論
  • 経済・金融・財政の常識
  • 財務諸表と企業分析
  • 証券税制
  • セールス業務

二種外務員に比べると、「株式業務」のうち信用取引と「デリバティブ取引」が一種のみ出題される範囲となっています。

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試験の対策

まずは試験範囲を一通り学習していくことになります。一種外務員の出題はほぼ半分が二種外務員の範囲です。逆に二種に合格済みでも半分のみ把握しているだけですので油断はできません。出てくる概念や用語は日常生活ではあまり馴染みのないものがほとんどですから、ひとつひとつ丁寧に理解し覚えていきましょう。

ある程度勉強したら過去問を解いて知識の定着を確認していきます。先に紹介したように計算問題が配点の4分の1を占めますから、計算問題にも面倒がらずに取り組みましょう。決して難しい計算ではありませんから、着実に得点源にしたいところです。参考書・問題集としては以下の2冊がおすすめです。

フィナンシャルバンクインスティチュート(編集)
フィナンシャルバンクインスティチュート(編集)

一種外務員の試験は難なく通過し、証券アナリスト等のより高度な資格の取得に向かって励んでいきましょう。

証券アナリスト資格については以下の記事もご参照ください。

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